ITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」は、同プラットフォームに登録する40歳以上のITエンジニアの転職動向に関する調査を実施し、その結果を発表しました。
40歳以上エンジニアの採用者数が右肩上がり
「paiza転職」を利用して企業に応募した人全体に占める40歳以上エンジニアの割合では、サービスローンチ当初の8年前と比べて2倍程度に増えているのが分かります。
応募者の中で、採用された人全体に占める40歳以上エンジニアの割合では、採用者はゼロであった2013年から右肩上がりを続、け2021年には16.4%まで増加しています。
40歳以上エンジニアの年収には、マネジメント経験の有無が大きく影響
各年代別の年収構成比としては、2019年から2021年までの3年間に「paiza転職」を通して採用された40代以上のエンジニアのうち、16.7%の年収が700万円以上で、20代(1.5%)、30代(10%)よりも評価されていることが分かります。
40歳以上エンジニアが具体的に転職の際どのような経験が評価されているかについては、A.I.、機械学習、画像解析など将来的な商業化に向けての基礎研究を行う「研究開発」(21.4%)やプロジェクトマネジメント(57.1%)、マネジメント(51.8%)経験者が30代と比べて2倍以上の割合となっています。
後述する転職事例をみてみると、ここでマネジメント経験が評価されているのは、技術力+エンジニアのマネジメント力を持つプレイングマネジャーとしての評価となっているようです。
年収においては「マネジメント経験」の有無が大きく影響しているようです。
40歳以上のITエンジニアのうち、マネジメント経験が3年以上ある人は、マネジメント経験が3年未満の人と比べて年収700万円以上の割合が1.6倍高いことが分かりました。
ITエンジニアは定年が早く、年代の移り変わりが激しいイメージがありますが、活躍できるかどうかはその人次第ということですね。特にマネジメント力を磨いていただければと思います。