本日付の朝日新聞朝刊28面では、東京学芸大学付属小金井小学校において、「選挙」をテーマにしたメディアリテラシーの授業が行われたとの記事がありました。
先日行われた「自民党総裁選と米大統領選の仕組みの違い」や「総裁選で取られた戦略」について先生が触れたのち、子どもたちで意見を交わしたとの内容です。
今回はメディアリテラシーの授業なので、「政治」に踏み込んだ内容ではないですが、子どもたちにとって「政治」を知るきっかけになったのではないでしょうか。
面白かったのは、子どもたちから下記のような発言があったことです。
同じ言葉ばかり繰り返す人は信頼できない
発言の裏がどうなっているか、国民が自分で考えるべき
私たちが学生の頃は「政治」に触れる授業などなく、政治観が育つ機会などありませんでした。
なんだか逆に、政治の話を周りとは話してはいけない雰囲気があったような気がします。
メディアからの情報のみで、知らず知らずのうちに「政治家=利己的な存在」というイメージがついていました。
ですので、20歳になっても選挙に行こうともせず、国を深く愛することができない大人が増えました。
私もその一人です。
子どもの政治観を育てる教育は、間違いなく選挙の投票率に関わり、優秀な政治家を産むきっかけになるはずです。
子どもの頃に政治観が育っていれば、もっと国のこと、地域のことを考えられる人材が増えたように思います。
そうなると、自然と国は豊かになり、地域も活性化されることでしょう。
ここで大切なのは、大人は考えを押し付けるのではなく、子どもに考えるきっかけを与えることです。
例えば親子でこのような内容に取り組んでみてはどうでしょう?
・政治家の講演会を親子で聞きに行ってみる
・身近な施策について意見交換してみる
・地域の問題を書き出してみる など
そのためにも、大人の政治観もしっかり育てておかないといけませんね。
また、学校においても専門家を招いて、政治の授業を行う機会も検討していただきたいものです。
記事はこちら↓
(花まる先生 公開授業)選挙に意見、「いいね」ついた
https://www.asahi.com/articles/DA3S15072803.html