世界的な経済誌『Forbes（フォーブス）』のWeb版では、コロナ後に成長するであろう5つの分野を紹介しています。
激動の10年を生き抜くためにも、この記事を参考にして自身のキャリアを磨いていただければ思います。
2022年に成長するキャリア分野 1.ヘルスケア
1つ目は、「ヘルスケア」。
アメリカの最近の研究によると、米国の最前線の医療従事者の20％〜30％が、現在、専門職を辞めることを検討しているとのこと。また、ヘルスケアジョブマーケットプレイス「Vivian」による2021年4月の調査によると、看護師の10人に4人（43％）が2021年に職を辞めることを検討しています。これはICU労働者（48％）の中でより高い数値です。
長年、熟練した看護師の不足が問題視されてきましたが、コロナ後にさらに悪化する予測です。
これが、ヘルスケアが将来のトップフィールドである理由の1つです。
2022年に成長するキャリア分野 2.情報技術
ITはこれまでも成長してきましたが、リモートワークの促進とスマートフォン開発への注目により、ソフトウェアとアプリの開発者に対する需要が高まっています。労働統計局（BLS）のOccupational Outlook Handbook（OOH）は、10年の終わりまでに、ソフトウェア開発分野が22％成長すると予測しています。これは、給与の中央値が6桁を超える30万人以上の新規雇用を意味します。
アメリカのビジネス情報サイト「Kiplinger」の記事によると「モバイルテクノロジーの急増により、ニュースやゲームから音楽やソーシャルシェアリングまで、あらゆる種類の新しいアプリケーションの開発に対する需要が高まっています。」と報じています。
2017年から2027年にかけて、30.4%の雇用の伸びが予想されています。年収の中央値は10万ドル以上です。
2022年に成長するキャリア分野 3.サプライチェーン管理
サプライチェーン管理が成長分野であることは周知の事実でしょう。
主に原材料の調達から製品の配送に至るまで、製品やサービスに関連する商品、データ、財務の流れを管理するこの分野の仕事には、購買エージェント、ロジスティクスアナリスト、および流通マネージャー、産業エンジニアも含まれています。大半は学士号を持つ人材ですが、トップの稼ぎ手は大学院の学位を取得しています。
数学、統計、工学の原則に精通していて、システムをより効率的に機能させることが好きな人材には適した分野となります。
2022年に成長するキャリア分野 4.ファイナンシャルマネジメント
この分野のキャリアは、今後10年間で15％増加すると予想されています。
ファイナンシャルマネージャーは、組織の収入と支出を追跡し、利益を最大化し、コストを削減する方法を探します。彼らは財務報告書を作成し、投資を管理し、組織の長期的な財務目標を指示するのに役立ちます。
フォーチュン500企業は、MBAを取得した候補者を探すことがよくありますが、小規模な組織では学士号を取得したファイナンシャルマネージャーを採用しています。収入の中央値は12万ドルに近づいています。
2022年に成長するキャリア分野 5.アクチュアリーと統計家
アクチュアリーとは、保険や年金、金融などの多彩なフィールドで活躍する数理業務のプロフェッショナルです。
2019年から2029年までの予測成長率は18%で平均よりもはるかに速いスピードで成長しています。2020年の収入の中央値は11万ドルを超えます。
あなたがデータと統計を楽しめるなら、完璧に適した高成長分野かもしれません。リスクを評価できることは、需要の高いスキルです。アクチュアリーはアクチュアリーの学位を持っていることが多く、一連の免許試験に合格しています。
一方、統計家はデータを分析し、将来の売上、利益、および成長への障害を予測することにより、企業に対して同様の役割を果たします。企業が情報をより有効に活用できるよう支援するデータサイエンティストは、2030年までに雇用が30％増加すると予測されています。
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