「リンゴを4個持った子が5人。リンゴは全部でいくつ」という問題の答(20個)を出す式が4×5は正解、5×4は減点……。」小学校ではこんな指導がまかり通る。
と日本経済新聞の記事。
日本の教育について「集団のルールに合わせるように求める同調圧力の強さが影響」という内容のもと、上記の明記があったのですが、日本教育の問題の本質はそうではないと思います。
「かける数」と「かけられる数」を明確に区別することは論理的に捉える意味があります。
「リンゴを4個持った子が5人。リンゴは全部でいくつ」と聞かれたら4×5が正解。
「子が5人いて、それぞれ4個ずつ持っていた場合、いくつ?」という問題においては、4×5は間違いで、やはり5×4が正解となるのです。
では、日本教育の何が問題なのか!?
それは間違いを“減点”としている点です。
しかし、減点はマイナスですが、間違いはマイナスではありません。
今回の問題においては、間違いを減点というマイナスとして捉えるのではなく、学びの機会というプラスとして捉え、掛け算の論理を教えることが大切なのです。
日本の教育はまさに減点主義。
しかし、それでは子どもは成長しません。
間違いを減点とするのではなく、間違いにも学びがあることを教えることが重要です。
また、このような明記もありました。
徳島県の私立高校から世界トップ級の米スタンフォード大に合格した松本杏奈さん(18)もなじめなかった一人だ。日本で生まれ育ったが学校では「授業中の質問が多すぎて問題児扱いされた」。
教師が学生を問題扱いするのはどうかと思いますが、今の日本の教育現場では一人にじっくり向き合うほど余裕がないのも確かです。
一人に時間がかかってしまうと、全体として教える時間がひっ迫されます。
特にコロナ禍においては教育時間のなさが顕著になっているのはないでしょうか?
だからこそ海外のような「飛び級」や「専門授業」など、個人に最適化された教育が必要だと感じます。
おそらく、この数年で日本の教育は大きく変わるでしょう。
子どもを持つ親としては、これまでのレールを引かれた教育から、子どものためになる独自の教育を選択していく必要があります。
選択するためには今から質の良い情報を得ることが大切です。
キャリアタイムズでは引き続き、子どもを持つ親にとって必要となる教育情報をお届けしていきます。
日本経済新聞の記事は下記